ホットウィールのパッケージバリエーション。US、International、欧州版の違いやショートカードについて
2020/04/11
先日、ブログを読んでくれている方とのメールのやりとりで、
「なにか気になるモデルがあったらあげます」 という展開になり、気になるモデルを送ってもらうということがおきました!
・・・えええ、いいんですか!?
っざーす!(←即決)
というわけで、送っていただいたのがこちら。
ホットウィール50PACKに入っていたという、ショートカードのタービンタイムとラピッドレスポンダーです!
1台ずつのレビューは後回しにするとして・・・久しぶりにショートカードに触れ合えたので、カードの違いについてまとめたいと思います。
US版、WW版、欧州版それぞれのカード
ホットウィールは全世界で展開されているミニカーで、世界規模で見たら圧倒的なシェアを持っているブランドです。
そのため、基本的にはどんな国でも入手可能(なはず)。
ただ、その入手する国によって、主にブリスターパッケージの台紙(カード)のバージョンが違うのです。
本国アメリカで入手できるUS版。
カナダやオーストラリア、ニュージーランド、そして日本などなど、”ヨーロッパを除いた国”で入手できるInternational版。
そしてドイツやロシア、スウェーデンにポーランド・・・といったヨーロッパで入手できる欧州(ヨーロッパ)版の3種です。
1つずつ見ていきましょう。
US版
ホットウィールの本場であるアメリカで入手できるのは、USカードと呼ばれるこのバージョンです。
パッと見、ぼくらが普段手にするホットウィールと変わりませんよね。
2016年以降のベーシックカーなら、縦長のブリスター台紙で、上部にアートワーク、下部にミニカー、その下に車種名、右側にセグメント名といった配置。
International版との違いは、New Modelsに「New! for xxxx」のマークが入る、TRACK STARSタグが「Best for Track」となっている、裏面デザインが違う、など。
裏面デザインは各国の言語を載せる必要もないためか、その車種の説明なんかが入ってたりします。
またカード右下にあるバーコードの上部に注目すると、USカードであることを意味する「Asst. L2593」というアソートコードも確認できるでしょう。
International版(World Wide版)
アメリカとヨーロッパ以外の国で入手できるのがこれ。
Internationalカードです。
僕らが本当によく見るヤツですね。
USカードとの違いは・・・New ModelsでもNew! for xxxxが入らない、トラックスターズにはTRACK STARSタグが入るなど。
裏面には各国語の注意書き(英語でのWarningのほか、スペイン語のADVERTENCIA、フランス語のATTENTION、ポルトガル語のAtenção)があるのですが、日本や中国の場合はカードの印刷では対応できておらず、メーカーが用意した「注意書きシール」が貼られます。
アソートコードはC4982。
また、まれに「車種名」がUSカードとは異なることもありますね。
とにかく僕らが一番よく触れるベーシックカーがこちらになります。
欧州版
そして今回ゲットしたヨーロッパ版がこれ。
いわゆる「欧州ショートカード」と呼ばれるものです。
ショートカードの名のとおり、僕らがよく知るベーシックカーとは大きさが全然違いますよね。
ブリスター台紙自体が小さいので、アートワークも車とかぶるようにしか表示されていませんし。
ホットウィールロゴも小さめ。
裏面も簡易化されていて、ほぼほぼ注意事項とマテルのインフォについて各国語で書かれているのみ。
英語以外にはドイツ語やロシア語のほか、ラテン系の文字が見られたリ、とにかくいろいろな言葉で書かれていて面白いです。
※フランス語やスペイン語はInternational版に記載されているということは、欧州版の範囲ではないのかも。
バーコードの上には欧州版アソートである「ASST. 5785」と表記されているのが確認できます。
カード台紙的には、トミカのブリスターやマジョレットよりも若干大きい感じでした。
ちなみに!
欧州カードも普通にUSのマテル、Amazon.comなどから買えますので・・・アメリカでは普通に流通しているのかも。
(僕も以前USのキッズ向け施設で販売されているのを見かけたことがありますし・・・)
中身の違い
ではこのUS版や欧州版って・・・僕らが普段買っているホットウィールと中身も違うの?
と心配になる方もいるかもしれませんが、そんなことはありませんのでご安心を。
中身は普通に同じものが入っています。
なので、開封派にしてみたら「International版は入手できなかったけど、ショートカードのなら手に入る!」みたいな時は積極的に利用していきたいところですね。
未開封品でもTHや$THはショートカードの方が安価に落札されている印象があります。
ショートカードを日本で入手するには、前述のとおりベーシックカー50PACKを買うなどになりますね。
おわりに
個人的にはなぜUSとInternational、欧州で分ける必要があったのかは想像もつきません。
日本で発売しているやつみたいにシールで対応すればよかったのにねえ。
でもまー、大人の事情があるんでしょうw
ちなみに過去には日本独自の「日本語カード」、さらに「日本語ショートカード」なるものも存在していました。
日本語カードは1999年~2000年のベーシックカーで、当時のマテル・ジャパンおよびバンダイが採用していたパッケージです。
海外では一定の需要があるそう。
その派生で、キャンディホットウィール(ホットウィールの食玩)もあったのですが、それはまた別の機会に。
日本語ショートカードは2006年~2010年まで日本独自で展開されたパッケージ。
こちらは今のようなアソート式ではなく「トミカ形式」の発売方法だったそうです。
詳しくはこちらから。
Comment
中国版「HOTSPEED」ですか!? あまりにも気持ちいいパクリ具合だったので、逆にそっちのほうを手に入れてみたくなりました! でも、なんでもかんでもコピーしてしまう中国には、びっくりですね!! マテルは、当然訴えているでしょうね! トミカのコピー版もあるのかな?
水戸さん
コメントありがとうございます!
HOTSPEED、確かに欲しくなっちゃいますよねwww
さすがに日本では出回らないとは思いますが・・・。
下の方には「HOT WHEELS」ならぬ「HOT WHEEL」があって笑いましたw
マテルとしては笑えないでしょうけどね~。
いやでもHOTSPEEDはさすがに笑ったかな??
トミカのコピーは考えたこともなかったですが、あってもおかしくないですね。
こんにちは!
中国版のコピー品があるとは知りませんでした。しかも本家ではまだラインナップに無い(ハズ)のBMW i8までありますね!
むしろこっちの方が欲しくなります。
トミカのコピー品は、特定のシリーズとかではあまり見かけないですが、よくよく見たら「トミカ?」ってのが結構ありますよ。
有名な物だと、空港などで売られて旅客機とミニカーがセットになった「ちびっ子空港セット」というやつ。
トーイングトラクターやバスなど、既に廃番になって久しい昔のトミカ
のコピーです。
他にも百均などで売られてたミニカーの中にも同じような廃番トミカのコピーが混ざってたりしました。
中国では今ミニカーがブームらしいので、現地では多分コピートミカが普通に売られてると思いますよ(w)
トルネオさん
コメントありがとうございます!
>むしろこっちの方が欲しくなります。
それはマテル的にマズいですねw
>トミカのコピー品は、特定のシリーズとかではあまり見かけないですが、よくよく見たら「トミカ?」ってのが結構ありますよ。
>トーイングトラクターやバスなど、既に廃番になって久しい昔のトミカのコピーです。
偽物だったとしても、廃番になっているものなら欲しいと思う人がいても仕方ない気がしますね。
どこまでが偽物と定義されるのか、基準がわかりませんけどね~。
>中国では今ミニカーがブームらしいので、現地では多分コピートミカが普通に売られてると思いますよ(w)
へえ!それもまた知りませんでした!
そのブームのおかげでHOT SPEEDも生まれたんですねw
にわかマニアさん、トルネオさん、情報ありがとうございます!
中国に行く機会があったら、コピー品手に入れたいで~す♪
また、面白情報期待しております!(w)
水戸さん
>また、面白情報期待しております!(w)
あくまでこの記事はホットウィールのブリスター台紙についてであって、パチモンウィールの情報はメインじゃないですよ!w
水戸 裕一様
もしトミカも集められているなら、中国限定トミカもおすすめですよ!
ご存知かもしれませんが、向こうには日本で売っていないトミカ(パクリではないオフィシャルの物)が沢山売ってます。
オリジナルカラーや中国専用車種まで様々ですので、訪中の思い出としていかがですか?
それにしても、HWの日本版ショートカード時代は物凄く恵まれた環境だったなぁ、と今更ながらに思います。
もっと大量に買っとけばよかった…