CUSTOM ’67 PONTIAC FIREBIRDのレビュー!メインラインなのにZAMACな渋いヤツ![DTW82]
2019/07/09
2017年Qアソの目玉商品の一つだった、CUSTOM ’67 PONTIAC FIREBIRDです。
発売前からそこそこ話題になっていたアイテムですね。
見た目だけなら「えっ、これがメインラインのアイテムなの!?」といった印象があります。
ケースにもそこそこの数が入っていたと思うので、欲しかった方はまぁまぁゲットできたのではないでしょうか。
そうでなかった方は来月に期待ですね。(入るとは言ってない)
僕も完全に見た目に惹かれて購入した本キャスト。
例によってPONTIAC FIREBIRDについてもほとんど知識を持ち合わせていません!
というわけで、勉強しながらのレビュー、いってみましょう!
カスタム ’67 ポンティアック・ファイヤーバードのレビュー
今回紹介するのはこちら。
2017年Qアソートにおいて、MUSCLE MANIAセグメントから登場したNew Models、CUSTOM ’67 PONTIAC FIREBIRDです!
ベーシックカーメインラインから登場しながらも「ZAMAC(ザマック)」仕様という豪華なモデルになっています。
ZAMACというのはアルミダイキャスト向きだし(クリアーコートはされている)につけられた呼称で、通常メインラインには入ってきません。
USのスーパーマーケット、ウォルマートにて年に数台のZAMAC仕様Exclusiveモデルが登場しますが、基本的に日本でゲットすることができないものなんですね。
[参考]ZAMACとは?ホットウィールの各種Exclusiveモデルについて
なので、ZAMACだったらサイドラインでたまに出るものをゲットするか、正規じゃないルートからゲットするしか方法がありませんでした。
普通に考えたら「塗装されてない」わけですから、豪華どころか残念なモデルのはずなんですけどね。
なんとなくこのアルミダイキャスト向きだしボディがとても重厚感があるように見えていい感じで・・・特別感があるんですかね~。
CUSTOM ’67 PONTIAC FIREBIRDについて
CUSTOM ’67 PONTIAC FIREBIRDはその名の通り、’67年式の初代ポンティアック・ファイヤーバードをカスタムしたモデルです。
’67年式といえば、FIREBIRDやCAMAROがデビューした年です。
この年に最初期のホットウィールは開発され、翌年にはホットウィール元年を迎えます。
ちなみにFIREBIRDはCAMAROの姉妹車という位置づけで、同じプラットフォーム(ステアリングやパワートレインの共有)の車になっています。
プラットフォームを同一にしつつ、ターゲット層の異なるマッスルカーを販売することでマスタングに対抗したわけですね。
※FIREBIRDの方がCAMAROよりちょっとだけ高級志向だったんだとか。
ホットウィールにおけるデザイナーは、FIREBIRDを何台も乗り継いできたというBrendon Vetuskey氏。
実はこのキャスト、氏が自身のガレージで手掛けている「リアルカー」のスケールモデルなんですね。
Jun Imai氏のFAIRLADYもそうですが、自分の愛車をそのままキャスティングできるなんてのは、ホットウィールデザインチームに勤めている人の特権です。
羨ましがっていても仕方ないので、各部見ていきましょう!
フロント・リア
PONTIAC FIREBIRDといえばバンパーレスデザインということで有名です。
バンパーというのは車の衝突時に衝撃を和らげてくれるパーツのことで、通常はヘッドライトやフロントグリルの下あたりにちょっと前に出っ張り気味についているものです。
・・・が、この初代FIREBIRDの場合、よりスポーツカーのような見た目に近づけるため、フロントバンパーがボディデザインに組み込まれるという手法がとられています。
要するに、一見すると「あれっ、この車バンパーないじゃん!?」ってなるわけなんですが、「いやいや、ごっついのが前面についてますやーん」って感じなんですね。
現在の車においても樹脂製のバンパーが外観上からはわからないように取り付けられているのを考えても、鉄製のゴツいバンパー全盛だった’67年当時にこのデザインに行きついたのはかなり最先端だったんだろうなと思えますね。
フロントグリルやヘッドライトの造形もメインラインの他の車種と比べてかなり目鼻立ちがしっかりした感じがしませんでしょうか。
えっ、これが本当にメインラインなの・・・?定価300円でいいの??と思える濃密さです。
対して背面はかなりシンプルですね~。
たしかBrendon Vetuskey氏がちょっとワイド化したとか・・・だったような気がします。(うろ覚え)
サイド
どうですかお客さん!!
ボディサイドからの眺めはかなりZAMACのポリッシュな輝きが映えますね!
ZAMACって、銀メタとかクローム(メッキ)とはやっぱり違うんですよね。
武骨なんだけどギラギラしてて・・・本当に初期ホットウィールを彷彿とさせる感じです。
このままクリアーカラー噴いてあげたらスペクトラフレームになるわけですから。(たぶん)
なんとなく初期ホットウィールのCUSTOM FIREBIRDやLIGHT MY FIREBIRDに似ているなーと思っていたんですが、やっぱりボディ側面からみた時のデザインは現代のホットウィールといった感じですね。
当時の妙な危なっかしさはなく、がっしりとしています。
トップ・ベース
トップから見た絵も、なかなかZAMACが映えてていいですね~。
ウィンドウがクリアブルーってあたりが、また初期の香港ウィールっぽさを醸し出しています。
リアスポイラーとエンジン回りのダイキャスト部分は黒で塗られていました。
※エンジン部はインテリアと一体成型の軟質樹脂パーツです。
底面には2017年の著作年とマレーシア製であることが記されていました。
今年に著作権を申請して、今年に開発スタートが決まったモデルなんですね。
初期ホットウィールっぽい
僕はなんとなくこの車種を最初に見た時に「最初期のホットウィールっぽい!」と思いました。
なんだろう、ZAMACのギラギラ感に、クリアーブルーウィンドウ、そしてエンジンフードが開いている点ですかねぇ・・。
特にエンジンフードはebayなんかでよく見かける「フードがないレッドラインもの」を彷彿とさせるわけですよ。
そう思って、手元にあったLIGHT MY FIREBIRD(のリツールもの)と比較してみました。
ちなみにLIGHT MY FIREBIRDは最初期ホットウィールのCUSTOM FIREBIRDをベースにした、いわゆるカスタム・カスタムファイヤーバード的な感じの車種です。
並べてみると・・・全然違いました。ビックリ。
まず、ボディの幅も全然違うし、顔つきもやっぱり今回のキャストの方がどっしりしていますね。
背面に至ってはまったく違う車種みたいです。
これに関してはLIGHT MY FIREBIRDの方が誇張表現っぽいですね。
ちなみに本家LIGHT MY FIREBIRDはこんな感じ。
うん、やっぱりめちゃくちゃカッコいいですね。
このエンジンフードがしまって、ハードトップになっていれば初期CUSTOM FIREBIRDです。
エンジン部のデザインも全然違いますね~。
CUSTOM ’67 PONTIAC FIREBIRDはBrendon Vetuskey氏が実際に組み込んだV8エンジンが再現されていました。
これがなんとも「今のホットウィール」って感じです。(良くも悪くも)
おわりに
というわけで、CUSTOM ’67 PONTIAC FIREBIRDのレビューでした。
同アソには同じ年のPONTIAC GTOなんかもラインナップされていたので、特に気になるバンパーまわりなんかを比較してもいいかもです。
というか今年のモデルで’67 PONTIAC FIREBIRD 400とかもあった気が・・・これまた欲しくなっちゃいますね・・・。
さて、初っ端からZAMACなんて登場をしてしまった本車種ですが、2018年にはどんな仕上げで登場するのか今から楽しみです。
※出ないかもしれないけど。
あとはこれを余分に買っておいて、ボディサイドの黒マルだけ除光液で落として・・・その上からクリアカラーを噴いてみる・・・みたいなのも面白そうですね~。
なんとも妄想の捗る一台でした。
Comment
某異音ではFIREBIRDもフェアレディーもGTRもすべて横から来たさもしいおっさんが複数台横取り、注意したら逆切れという胸糞悪い発売日でしたw
スコールさん
コメントありがとうございます!
マジですか・・・本当に胸糞ですね。
横取りされるんじゃ何の為に並んでるんだかわかりませんしね・・・。
本当にお店側にしっかりルールを作ってもらいたいです。
どうしても客同士だとトラブルになってしまうと思うので。
初めてコメントさせていただきます。
毎日毎日貴重な情報ありがとうございます!
ZAMACファイヤーバードいいですね〜
最寄りの戦場はイオンなんですが、毎回1、2アソートしか入荷がなく、常連さんがかっさらって行き今回も欲しい物は何も買えず…涙 良い狩場がある皆さんが羨ましいです…
名無しのwheelerさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
>毎日毎日貴重な情報ありがとうございます!
そう言ってもらえると嬉しいです!!
続けられるだけ続けていきたいと思ってますw
>最寄りの戦場はイオンなんですが、毎回1、2アソートしか入荷がなく、常連さんがかっさらって行き今回も欲しい物は何も買えず…涙 良い狩場がある皆さんが羨ましいです…
僕のメインの狩場も56台1ケースの入荷のみなんですが・・・ライバルがみなさん平和的思想で、1台ずつ取って譲り合って・・・みたいな感じです。
ただ、欲しいものをゲットしたかったら早くに並ぶしかないというのはどこも同じというのが現状みたいですね~。
今回は僕もたまたま1番手を取れました^^;
こんばんは。欲しかったのが納車できたのは嬉しいんですが、確かにボンネットがないのは・・・。それから、また後日にイオンに行って、ガゼラとマッスルスピーダが無いか探しに行きましたが、自分の後に来たライバルが箱事、買った模様で、欠片もありませんでした。トイザらスで探そうかと。有れば良いんですが。
虎鉄さん
こんばんは!コメントありがとうございます。
>欲しかったのが納車できたのは嬉しいんですが、確かにボンネットがないのは・・・。
気になるならフードを作っちゃうってのも手ですよ!w
>自分の後に来たライバルが箱事、買った模様で
すっげえ・・・。
だったらネットで未開封の箱を買った方がいいような気もするんですが・・・。
>トイザらスで探そうかと。有れば良いんですが。
マッスルスピーダーはあったんですが、ガゼラはなかったんですよね・・・僕が行った店舗だと。
イオンとトイザらスでロットが違うのか、はたまた店舗によって違うのかはわかりませんが・・・あることを祈ってます!
管理人さん、こんにちは
ZAMACのFirebird、ゲットしました。
トミカでこんな感じのエンジンの表現があったな。
(Lotus Europe SPとかDe Tomaso Pantera GTSとかのスーパーカーもの)
先日「今更のKアソ」でがっかりさせてくれた我が街のK-martですが、Q,Pミックスが入荷していました。
とりあえず、PアソからはDatsun 620(黒)、新旧シビック、Street Wienerの4台、
QアソからはFirebird、Advan Z、Gazella GT, Rの4台の計8台をゲットしてきました。
HWの神様(たぶん女神様)は精進している信者には、ちゃんと恩恵を与えてくれるんだなぁ。
ZAMACといえばウォルマート限定で基本的に日本には入荷しないはずですが、なぜか私は結構持っています。某通販サイトのおかげです。
基本ほぼアメ車、なかでもGMが多いですね(私がGM好きというのもある)。
後はサイドラインのHW Racing Circuitの4番、Ford Falcon Race CarがZAMACですね。(これは豪州車)
ZAMACの”Z”は亜鉛(亜鉛ダイキャストといわれる所以ですね)ですが、最近亜鉛が高騰しているらしいです。HWの値上げにつながるということはないでしょうが。
八面蛙さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
諸々のゲットおめでとうございます。
・・・っていうか、ちょっと入荷頻度高くなりすぎてませんか!?w
>HWの神様(たぶん女神様)は精進している信者には、ちゃんと恩恵を与えてくれるんだなぁ。
くっ・・・僕はまだまだ足りないということか・・!!
>ZAMACといえばウォルマート限定で基本的に日本には入荷しないはずですが、なぜか私は結構持っています。
日本では並行輸入か、Collector Editionものを掴むしかないですね。
たまにリサイクルショップに流れてたりするんですが、普通に1,500円とかしてて・・・僕は手がでません^^;
>後はサイドラインのHW Racing Circuitの4番、Ford Falcon Race CarがZAMACですね。(これは豪州車)
えっ、あれもZAMACだったんですか!?
勝手にシルバー塗装かと思ってました。
・・・ってことは7番のSUPER SNAKEも!?
>最近亜鉛が高騰しているらしいです。HWの値上げにつながるということはないでしょうが。
そうなんですか~・・・どこも大変なんですね。
ベーシックカーの場合、値上げにならずとも金型変更でどんどんチープになっていくんじゃないかと思います。
また日本では、廉価サイドラインが年始のカマロアソートの時にしれっと299円→399円という値上げをして、そのまま固定されています・・・ぐぬぬ。
でもまぁ、マテルあってこそのホットウィールですし、コレクターとしては価格や材質の変更があっても支えていくぐらいの気持ちがないといけませんねw
管理人さん、訂正します。
>後はサイドラインのHW Racing Circuitの4番、Ford Falcon Race CarがZAMACですね。 ←間違いのようです。
実物を見るとZAMACにしか見えないのですが、HW WikiにはSilverとありますね。
書き込む前にWikiを見るべきでした。
高倍率のルーペで拡大してみましたが、それでもZAMACの表面とほとんど同じに見えます。
裏側の目立たないところをナイフで削って比較してみましたが、やはり同じに見えます。
こんな塗料もあるんだなあ。
(Metal Flake Silverというのがこれか?)
ただし、Super Snakeなどの他のSilverとは、特に拡大してみると全く違います。
Silverなどのメタリック塗装はある程度拡大すると粒子が見えてくるのですが、普通のシルバーは粒子が細かく大きさがそろっているのに対し、Falconのシルバーは粒子がかなり荒く不淘汰です。この粒子の大きさが亜鉛ダイカスト生地の凹凸とほぼ同じ大きさ、かつほぼ同じ色なのでZAMACと同じように見えるのだと思います。
奥が深い。
でも塗っても変わって見えないなら、塗らない方がコストダウンになって良いのではないかな。
八面蛙さん
WikiはあくまでWikiなので・・・僕も実物を見てみたくなりました。
>裏側の目立たないところをナイフで削って比較してみましたが、やはり同じに見えます。
おお、そこまで試されたんですね!?
ってことは、一応ZAMAC風の塗膜があると。。
画像検索しましたが、確かに粒子の粗いメタルフレークっぽい感じにも見えました。
そしてSuper Snakeとは違うんですね~。画像を見た限りですが^^;
>でも塗っても変わって見えないなら、塗らない方がコストダウンになって良いのではないかな。
ZAMACはZAMACでお金かかってるのかもしれないじゃないですかw