ホットウィールのPARK’N PLATESについてのまとめ
2019/12/18
ホットウィールは50年の歴史があるため、僕ら新参コレクターがまだまだ知らないアイテムというのが多数存在しています。
とはいえ、20年も30年も前のアイテムなんてプレミアがついていて簡単には入手できないのが普通ですよね。
ただ、ホットウィールの場合は当時のコレクターさんが保管していたであろう商品の放出があったり、その中でも台紙状態が悪いものなんかは安価で出回ったりするのがありがたいです。
そんなわけで、昨年末ぐらいに昔のホットウィールシリーズの1つ「PARK’N PLATES」を入手しました。
今日はこのシリーズについてまとめたいと思います。
パーキン・プレーツについて
PARK’N PLATESは1989年にスタートした、ホットウィールのサイドラインシリーズです。
その名の通り、車を駐車しておけるガレージ(ケース)と、ケースに重ねて飾れるライセンスプレート(ナンバープレート風)がセットになったもの。
カード裏面には、ミニガレージが積み重ねたり横に繋げたりできると書いてありますね。
あなたのお気に入りの車をウルトラクールなスタックディスプレイで飾ろう!とのこと。
そして付属のライセンスプレートは3通りの飾り方があるということも書かれていました。
ミニガレージは写真のようなプラスチック製のケースで、上下左右に連結用の突起が備わっています。
さすがに経年劣化で黄ばんできていますね。
車種は1989年代当時のレギュラーラインナップから選ばれた12種で、それぞれがこのシリーズ専用カラーで展開されていた模様。
ミニガレージに取り付けられるプレートがこちら。
クロームメッキで縁取りされたクリアパネルとなっていて、正面から取り付けた場合にも中の車が見えるようになっている・・・という仕様。
ラインナップ
1989年当時にリリースされたのは、カード裏面情報によれば下記の12種だったようです。
- PORSCHE 959 (PORSCHE)
- FERRARI TESTAROSSA (FERRARI)
- CLASSIC COBRA (COBRA)
- ’57 T-BIRD (T-BIRD)
- NISSAN 300 ZX (300 ZX)
- ’80S CORVETTE (VETTE)
- ’57 CHEVY (CHEVY)
- CAMARO Z28 (Z28)
- ’65 MUSTANG CONVERTIBLE (MUSTANG)
- THUNDERSTREAK KRACO (KRACO)
- SOL AIRE CX-4 (SOL-AIRE)
- 3-WINDOW ’34 FORD (34 FORD)
基本的にすべて実車ベースのモデルで、30年前の当時でもクラシックなアイテムであった50年代の車から、当時最先端だった車までが採用されていたと言えますね。
面白いと思ったのは「CHEVY」「PORSCHE」「FERRARI」のようにライセンスプレートにブランド名が使われているものもあれば、「300 ZX」、「Z28」のような車種名およびグレード名になっているものなど・・・粒度がマチマチな点です。
たとえば「PORSCHE」であればどんなPORSCHEの車種にも対応できますが、「’34 FORD」とかだと飾れる車種が限られちゃうんですよ。
これがどういうルールで決定されたものなのか・・・非常に気になりますw
PARK’N PLATESシリーズ自体は翌1990年~1991年にもリリースが続いたそうで、最終的には24種のライセンスプレート展開があったようです。
※厳密にはプレートおよびキャストのカラーバリエーション展開も存在していたので、もっと多岐に渡っていた模様。
Wikiなどの情報によれば、1990年には以下の7種が追加されたようです。
- ’40S WOODIE (WOODIE)
- ’80S FIREBIRD (FIREBIRD)
- BLAZER 4×4 (4×4)
- GT RACER (GT-RACER)
- LAMBORGHINI COUNTACH (COUNTACH)
- MERCEDES 380 SEL (MERCEDES)
- SHERIFF PATROL (POLICE)
また、この時にSOL-AIRE CX-4のプレート名称は「SOL-AIRE」から「FAST-GT」に変更になっていた模様。(1989年からという噂も)
1991年には以下3種が追加されました。
- BAYWAYMAN (PICK-UP)
- T-BUCKET (HOT ROD)
- VW BUG (VW BUG)
ただ、これだと全23種なんですよね。
で、カード裏面の情報と比べてみると、どうも「PONTIAC BANSHEE (BANSHEE)」があったようなんですが・・・僕が調べた限りでは現時点での情報がなく、これが本当にあったのかどうか怪しいところだと思っています。
派生アイテム
PARK’N PLATESはその後、同じケースを使った派生アイテムもいくつかリリースされました。
AVON EXCLUSIVE
1998年および、2003年、2004年にはAVON EXCLUSIVEとしてPARK’N PLATESが展開されています。
AVONというのがどこの会社(団体)なのかはわかりませんが、上の写真のようにマクドナルドのハッピーミールのような袋に入った状態で売られていた(配布された?)ようですね。
※追記:AVONはレースカーなんかにも使われている、イギリスのタイヤメーカーさんみたいです。
最初のシリーズに追加でVIPERおよびCUDAが加わっています。
また、ライセンスプレートではなく、2003年にはフレイムスと35周年ロゴが描かれたプレートのものが登場したり、
2004年にはバットマンやスーパーマンを模したDCコラボのPARK’N PLATESもラインナップされていたようです。
MICRO PARK’N PLATES
最初のPARK’N PLATESと同時期に登場していたと思われる、”半分サイズ”のMICRO PARK’N PLATESなる商品もあったそうです。
半分サイズとなると・・・スケールはどれぐらいなんですかね?1/87かな。1/100?
とにかく小さいホットウィールと小さいPARK’N PLATESケース、そこにトレーディングカードが付属していたそう。
上の画像のライセンスプレートを見ると「VETTE」ではなく「CORVETTE」となっているなど、サイズ以外のバリエーション展開もあったようですね。
DEMOLITION MAN
1993年には映画デモリッション・マンとのコラボアイテムとして、PARK’N PLATESケースが使われたシリーズが登場しました。
近未来を描いた映画の劇中車をどんどん新しくキャスト化したシリーズだったようで・・・なかなか熱かったのではないかと思われます。
CONNECT CARS
2009年にはCONNECT CARSというシリーズにおいてPARK’N PLATESのケース(らしき)が復活しています。
こちらのアイテムの詳しい詳細はまだ調べていないのですが・・・シリーズ名称に「コネクト」と入っている点からもケースがつながるんじゃないかと予想できますね。
PARK’N PLATESのレビュー
では実際にPARK’N PLATESがどんなアイテムなのか見ていきましょう!
パッケージから出すと、こんな状態になっています。
ミニガレージの中に、さらにブリスターパックのようなインナーケースが入っており、その中に車がセットされていました。
余談ですが・・・このシリーズの車に限っては「左向き」が正面になっているものが多かったみたいですね~。
プレートは内側にひっかけるツメのようなものがあり、これでケースにパチンとはめ込むことで蓋をすることができます。
はい、こんな感じ。
おそらくはこれが一番正しい飾り方です。
クリアーカラーのプレートがなかなかいい味を出しますよね!
欲を言えば、インナーケースありきで車種がもうちょっとミニガレージの中心にセットされると良かったかな~・・・。
もう一つの飾り方がこちら。
プレートをケース裏面の突起にはめ込むことで、車の背景に名前が浮かび上がるようになる飾り方です。
埃などから車種を守ることはできませんが、すぐに取り出せる、お気に入りのキャストをそのままの形で眺められる・・・などのメリットがありますね。
そして3つめの飾り方がこれです。
プレートの下部分に空いている穴に、ケース上部の突起を当て込むというもの。
これは・・・単体で飾るならいいですが、スタックも出来ないし・・・オマケ的な感じかなとw
他の車種を飾ってもOK
さてこのシリーズですが、前述のとおりライセンスプレートに書かれている名称の粒度がまちまちです。
そのため、PORSCHEとかVETTEのように幅広く使えるプレートを入手した場合には、中に他の車種を飾ってもOKということになりますね。
たとえばカラーバリエーションモデルを入れてみたり。
自分のお気に入りアイテムを入れてみたり。
古いケースなのに新しいモデルを入れてみたり・・・などなど。
なんだったらケースに入れなかったり。(本末転倒)
とにかくいろいろな飾り方が出来そうなので、1つと言わずたくさん欲しくなってしまいました。
おわりに
というわけで、PARK’N PLATESについてのまとめでした。
今回入手した’80S VETTEについてはまた後日レビューしたいと思います。
それにしてもこれ、BOXだけでもいいので欲しいですよね!?
むしろebayでBOXだけ売ってるから買っちゃいたいぐらい・・・。
2009年を最後にリリースされていないみたいなんですが、50周年を機にまた新しいPARK’N PLATESが出てくれないですかねw
出たら絶対コンプしちゃうんだけどなぁ。(僕が、とは言ってない)
Comment
こんにちは。これは良いサイドラインですね。 ホットウィールで問題になる開けた後のかたずけ、飾る問題が一気に解決しますね。 廉価版サイドラインをこのタイプにしたらメタル×プラのノーマルタイヤでも不満無くなりそうです。(値段が高級版サイドラインに近づきそうだけど。)昔のホットウィールってミニカー本体意外に付属品付きの物が結構有るんでしょうか?
雷電さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
そうですね、片付け+飾るまでも提案してくれているアイテムという感じですw
むしろこのシリーズが今出たら、中身はさておきケースのために買うって人が多いんじゃないでしょうか!?
>昔のホットウィールってミニカー本体意外に付属品付きの物が結構有るんでしょうか?
いやー・・・シリーズによるみたいです。
Action Packとかならフィギュアや小物がついていたり、初代ホットウィールならバッジがついていたりはありましたが・・・普通に今見たいなヤツの方が多かったと思いますよ~。
お晩で御座います。
こんなHWが過去に発売されてたんですね!知りませんでした。
ケースが付属していても貴重なレトロ品、
バリ・ブリッ!は自分にはできなさそうです・・・。
量販店の木箱の底から2016年の初代Turbot(青色)を発掘、
2年間荒波に揉まれたせいか、カードは切られてブリスター周りのみ。
裏面も印刷が剥がれて、薄紙1枚で辛うじて収まっている感じでした。
値引きしてもらって約40円程で購入。このダメージ具合だと速攻で
バリ・ブリッ!できるんですが・・・。
いや~それにしてもTurbot、色が綺麗でとても良いです!!
明日は、Throwbackの発売日と英国皇室の結婚式典ですね!!
例の人気車種2台が入手できますよう、幸運を祈っております。
悪魔の”乙”さん
おばんですぅ。コメントありがとうございます!
バリ・ブリッ!は無理にやらない方がいいと思います!
僕の場合は「どうせ売らないし・・・」みたいな感じでやっちゃってるのがほとんどですが、やっぱり中にはできないヤツもありますし。
>Turbot
おおお・・・そんなボロボロの状態のアイテム、以前なら見向きもしなかったハズなのに・・・w
でも40円ですか、やっすぅ!!!
>Throwbackの発売日と英国皇室の結婚式典
そうだったんですね。
僕は今日、友人の結婚式に参列してきますw
こんばんは〜
まーた変なの買ってるよ…
PARK’N PLATESシリーズはブリバリしてもオシャレなケース付きなので保管がしやすいですよね。
まぁ、ミニカーが固定できないんで地震とかで知らない間にシェイクされてある日開けてみたら塗装剥げてるとかありそうで怖いですけど…
ちなみにAVONはイギリスの化粧品メーカーですね。
なんでそこから特注品が出たのか詳細は知りませんが、AVONはカバンなんかも販売しててホットウィールとコラボしたカバンも売ってたりするんでそこら辺が絡んでるのかもしれません。
特注品やサイドラインとしてちょびちょび登場するPARK’N PLATESのケースですが、記事に書いてないものだと他にToy Fairの一部車種(多分90年代後半かな?)は同様のケースに入れられて配布されましたね。
こちらも内側にブリスターパックのようなインナーケースで固定されていますが、加えてその下にケースに収まるようにカットされたホットウィールのコースが敷かれています。
5踏みさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
うぉい!!!!変なのって!!
個人的にはなかなかお気に入りですよこれw
ミニカーが固定できないのは他の収納ケースでも同じですね~・・・。
100%ホットウィールみたいに裏からネジ打っちゃえばいいんでしょうけど。
>AVONはイギリスの化粧品メーカー
おおおー・・・そうでしたか!
なぜ化粧品メーカーがホットウィールを・・・そしてDCコミックスコラボを・・・。
でもホットウィールコラボアイテムもあったんですね。それなら納得かも。
>Toy Fairの一部車種
なぬ!?そんなものもあったんですね。
これはちょっと調べてみます。
しかもコース付きとは・・・。カッコいい予感
こんにちは〜
まーた変なの買ってるよ…(今季2度目の突っ込み)
>AVONというのがどこの会社(団体)なのかはわかりませんが
その名前はイギリスのタイヤ屋さんにもあるよね~。
ハイグリップで軽いので、ロータスマニア軍団が使ってたわ。
超7やら、やロータスヨーロッパの軽量車軍団。
国内価格は1本10万超えてたよ。
しまさん
こんにちは~コメントありがとうございます。
って、変なのちゃう!
あれですか、傷口に塩塗っちゃうタイプですか!?
>AVON
そうそう・・・そのタイヤ屋さんも気になったんですが、バイク専門みたいな記事を見かけて違うと判断しちゃってました。
でもロータスマニア軍団が使ってらしたんですねw・・・ってことはそっちのコラボかな??
1本10万・・・ホットウィール500台分か・・・。
CONNECT CARSは50STATEやCOMPLETE THE PICTUREなどと書いてあるのでおそらくパッケージに同封されている絵あるいは写真を50州(50台?)集めると合衆国が完成するんじゃないですかね?
てことは50車種あったと考えられますよね!なんて夢のある・・・
南紀の鉄砲玉さん
コメントありがとうございます!
50州分あったんだとしたら熱いですね・・・!
もしかして50種全部集めたら龍が出てきて願いが叶うとかそういうアレだったかも。(ない)
でももしこのシリーズが今展開されたら・・・どうにか50州集めようとして破産する人が続出するかも。。。