HWC Original 16は果たしてOriginal 16なの?違うの?っていう検証~香港版Original 16で~
SILHOUETTEのリペア記事の時に、ボロボロのエルドラドをゲットしたんやで!っていう報告をしていたのを覚えていますでしょうか。
この時はね「どんだけどMやねん」とか言われたりもしましたが、なんていうかこういうのって楽しくって。(だからどMなんだけど)
結局こんな感じで、スペクトラフレーム・ルートビア風にレストアいたしました。
よーし、こんな感じでまたボロボロのヤツを安価に手に入れて、いろいろやっていこうかなぁ~。
なんて思ってたんですよ。
そしたらね・・・当ブログにコメントをくれている「たぁ坊」さんから
緊急事態宣言対策として暇つぶし用にレストアベースのボロウィール?(笑)送ります。
にわかモータースでキレイにレストアしてFORD J-CARと並べてね
なーんて連絡が来まして。
もうね、いやーな予感(w)がしてたんですよ!
ボロウィールなんて・・・ぜったい「いいヤツ」に違いねえ!って。。。
そしたらね・・・
コレもんですわ。。。
・・・わかります??
これですよ!!!!!
たぁ坊さん・・・正気ですか??
いったいこれにいくらかけてんすかぁ・・・。
僕は知ってますよ、、、何度となくヤフオクで苦虫を噛み潰してきてますから、、、
こんなことになるなら、緊急事態宣言に感謝しちゃいますよ僕・・・。
でもまぁ、頂いたからにはね、言われた通りにレストア・・・って
えっ・・・?
ええ!?
これって・・・。
Original 16のCUSTOM CAMAROですよ。
それだけでもすんげー価値()あるアイテムだと思うんですが・・・
この仕様、このボディカラー・・・
香港版 CUSTOM CAMARO / Creamy Pink (Very Rare) じゃね・・・???
・・・マジか。。。
(わからんけど)
いや、前回DATSUN 240Zをぶっこんできたたぁ坊さんならやり兼ねねえ・・・。
あの時も「レアもん」と知らずにブリッとやっちゃって。。。
危なく今回もこのピンクをリムーバーで落としちゃうとこだったわ・・・。
・・・というわけで、ですね。
一旦この子のレストアはやめまして・・・(Z-WHIZを後日どうにかしますw)
これで我が家にOriginal 16(香港版)とHWC版Original 16のペアが2組ずつ揃うことになりましたので、「HWC版のOriginal 16は本家Original 16とは同じなの!?」という検証をしていこうと思います。
HWC Original 16はOriginal 16なのかよ!?
前置きが長くなりました。
まぁ・・・何が言いたかったかっていうと、たぁ坊さん正気ですか?ってことです。
・・・じゃなくて。
僕らのあこがれの存在であるOriginal 16ってあるじゃないですか。
ホットウィール最初の16台、別名Sweet 16です。
今から50年以上も前に発売されたものですので、当然「新品」のアイテムを買うことは叶わないアイテムなんですよね。
で、中古品だったとしても僕が今までにゲットしたものみたいに、状態が悪いものが多いわけです。
そこで、代替手段として・・・ホットウィールのコレクター向け公式ショップであるHWCが2010年代からスタートさせた「HWC Original 16」に手を出す・・・という方法がありました。
これも限定生産品だったので、今となっては全商品が公式では売り切れになっているのですが、「状態の良い物(新品未開封)」でもオークションなどで「そこそこ安価に」ゲットすることができるんですね。
ただここで一つ疑問があったんですよ。
果たしてHWC Original 16はOriginal 16なのか?
・・・と。
HWC版Original 16は「Retool Version」の位置
実はHWC版のOriginal 16って、復刻時にリツールされているアイテムだったんです。
※主にMark Jones氏とベティが手掛けてるみたい。
要は「当時ものによく似せた現代版Original 16を作ろうぜ!」ってことなんでしょう。
当時ものはさすがに金型が生きてないとか、そういうことなんですかね~。
その辺の真相はマテル(神)のみぞ知る・・・という感じですがw
つまり!
HWC版のOriginal 16と当時ものは厳密には別物なわけで。
そうなってくると・・・「じゃあいったいどこがどう違うの??」っていうのが気になってしまうわけですな。
そこで今回はその2種を比較してみようと思ったということです。
(ここまで長かった・・・)
香港版とHWC版の比較じゃ~っ
ではさっそく香港版(当時もの)vsHWC版(現代Ver.)を比較していきますね!
フロント・リア
まずカスタムカマロのフロントビュー。
なんか当時ものの方が前傾姿勢になってるぽく、もうすでに全然違うような気がしてきましたw
さすがに現代版は技術の向上やらコストの掛け方が違うせいか、ガッシリしてますね。
リアビューも・・・「似せてはいるけど別物」って感じ。
※エルドラドの方はフロント・リアの写真を撮り忘れました
フード内部もデザインこそ似せているものの、その仕上げ方に違いがあります。
HWC版は鏡面仕上げなんですが、香港版はなんだろう・・・白銀っぽい感じというか。
エルドラドの方も同様でした。
サイド
僕はHWC版Original 16を最初に手にしたとき、このサイドビューの佇まいが真骨頂であると思っていました。
なんていうか、現代のホットウィールにはない「当時っぽさ」があるな、って。
でも、こうやってみるとタイヤハウスの大きさとか、ファットさとか、結構「現代っぽい」仕上がりなのがわかります。
そうかぁ・・・!やっぱ別物なんだぁ。
エルドラドの方もこんな感じ。
やっぱりタイヤハウスのデザインが全然違いますね。
それでいて当時ものは、どことなく「あやうさ」みたいなものが感じられるような・・・。
細かい話をすると、タイヤハウス内に見えるインテリアパーツのデザインも微妙に違ってました。
トップ・ベース
カスタムカマロのトップビュー。
ん・・・?こうして並べてみると、やっぱり現代版の方がややファットなのかな??
エルドラドに至ってはフードの長さがそもそも違いますね。
※ここだけレストア前の写真でスマン
そもそもエルドラドは当時ものでもUS版と香港版でフードの長さが違ってたっぽいので、HWC版はそのハイブリッド的な感じなのかも。
カスタムカマロのボトムビュー。
一目でわかるのは、カシメ形状の違いですね。
・・・いや、なんかデザインもやっぱり微妙に違うか。
当時ものは1967年の著作年、香港製、US AND FOREIGNのPATENTがPENDになっていました。
HWC版も1967年の著作年となっていますが、実際は(新規金型なので)2017年とか2018年のはずかと思われます。
工場は中華製。
こっちがエルドラドのほう。
エルドラド自体のレビューの時にも書いたと思いますが、HWC版はUS版の底面デザインを踏襲しているので、なんか全然違うことになってます。
塗装
あと気になるのは塗装です。
当時ものといえば、やっぱりスペクトラフレームの美しさがどんなもんか!?ってのが気になるわけじゃないですか。
今回のカスタムカマロは・・・よくあるスペクトラフレームカラーじゃなかったんですよねえ。
だから「Creamy Pink」っていうカラーなのかなと思ったんだけど・・・うーん。
もしかしたら既レストア品だったりするのかなぁ?
・・・にしては結構塗装も剥げてるし・・・。
ちょっと、誰か詳しい人教えて!
エルドラド(レストア前)はこんな感じでした。
比較用に当時もののTOREROと並べてます。
まぁ、なんとなくスペクトラフレームってこんな感じだったのかなぁ~?ってのがわかりますかね。
僕も状態の良い当時ものを持ってないので、こういうアイテムから妄想するしかできないのですが。
それでも現代版スペクトラフレームとはやっぱり違うっていうのはわかります。
※こんなに綺麗じゃないってこと!
おわりに
というわけで!
急遽、当時ものと現代もののOriginal 16を比較することになったお話でした。
結論としては「HWC版Original 16はOriginal 16だけどOriginal 16ではない!」という感じですね。
やっぱりそうだった。
でもまぁ・・・こんなのは当時ものでも工場によって違ったり、現在でも生産時期によって塗装の厚さが違ったりする「ホットウィールの仕様」と言ってしまえばそこまでなのですがw
※こうなったらUS版当時モノもゲットして比較・・・ってやりたくなっちゃうけど、特にすんごい発見もなさそうだし、無理に追わないことにしておきます。
ちなみにこれで我が家にもOriginal 16が4つになりましたよ・・・。(全部香港製)
やっべえ・・・シェンロン呼びだすまであと12個だ・・・!
そして最後にたぁ坊さん・・・もう一回言うね。
正気ですか!?(ありがとうございます残りのやつもレストアするしない関わらず取り上げさせて頂きたい次第でございますありがとうございます)
今回のカスタムカマロは・・・フラットブラックの部分とホイールだけレストアするかもしないかも。
Comment
シェンロンヨンデネ
トウジモノホシイ
ドラゴンイル
ノザワマサコ
ロードランナーK.K.さん
コメントアリガト
シェンロンイナイ
ノザワマサコ
ノギワヨウコ
にわかさん こんばんは
カマロとベンツは地元のフリマで2台で100円だったから大丈夫よ
たぁ坊さん
こんばんは!コメントありがとうございます。
ええ~・・・絶対ウソだよ・・・w
でもそれなら少し肩の荷が下りました。
たぁ坊さんの優しさとして受け取っておきます!w
お晩で御座います
うぉうぉいぇいぃえぇ~♪、サ~バイバルダ~ンス♪ (by トリュフ?)
今までの比較で一番豪華なのではないでしょうか!?
レストア(ルートビア風)の色合いなんかもう年輪を感じさせる出来じゃないですか♪
素晴らしいです!
初代物に手を加えてしまうのは度胸というか、かなり
勇気100% (光GENJI with Super 5) がいるとは思いますが・・・。
たぁ坊さん曰く、地元のフリマで”ゲッツ!”と書かれていますから、
メジャーなネトオクよりかは、ローカルなフリマで案外簡単に出逢えちゃう代物
なのかも知れないですねぇ~。しかも値段設定に大いなる謎を残して。
古い物には新しい物には無い歴史とその時代の特有の作り方があって
味がある物なんですよね~。
今度帰ったら、ゴールドライタンのロケットパンチを探さないと・・・。
どこいったのやら・・・。
乙さん
お晩です~。コメントありがとうございます!
ルートビア風・・・仰る通り、今までのリペイントで一番うまくいきました!
ボディをZAMACピカピカにして、ガイアカラーのクリアブラウンを乗せただけですが!
>初代ものに手を加えて
といってもすんごいボロボロだったんで・・・エルドラドはそこまで罪悪感なく行けました。
逆にたぁ坊さんに頂いたカマロやベンツは・・・ちょっと手を付けるには惜しい感じが、、、
>メジャーなネトオクよりかは、ローカルなフリマで案外簡単に出逢えちゃう代物
たしかにそういうのはあるかもですね。
リサイクルショップ巡りとかもそういう出会いがあるからやめられないですしw
でも逆にUSのフリマだと普通に高額で取引されてるみたい。
>ゴールドライタン
子供の頃、どこのおもちゃ屋さんに行ってもディスプレイに飾ってあって「あれは何なんだろう?カッコいいぞ。。。欲しいぞ・・・!」と思ったのを覚えています。
結局キンケシとかを優先したので買ってもらえなかったのですが!
にわかさん、こんばんは!レビューありがとうございます。
初代物の発掘、レストア、比較と究極の楽しみ方ですね!
まだまだ先は長いですが、完成した暁には、価値あるcollectionとなりますね。
是非続けて下さい‼️レビュー楽しみに待ってます。
【報告です】本日我が家に先日落札した東京2020のTOYOTA2000GTの未かしめ版sample品が届きました。
そのまま展示は出来ないので、下にLEGOブロックをジャッキ代わりに置いたところ、見栄えも良い感じに展示出来ました。
私は開封して展示していますが、今後は未かしめ版と通常版を並べて展示する方向に行きそうです。
これなら購入数が少し減っていくかな?
→多分ムリ
nori130さん
こんばんは!コメントありがとうございます。
比較はずっとやってみたかったので、こういう機会が頂けて嬉しかったです^^
とりあえずデオラは(当時ものじゃないけど)あるし、あと7種かな!頑張りますw
>TOYOTA2000GT
未かしめサンプルと通常品ってやっぱりどこか違いますか??
僕はおそらく未かしめ品に手を出すことはないと思うので・・・気になりまくりんぐです。
にわかさん、返信ありがとうございます。
【未かしめの件】ですが、私も詳しくはありませんが、色々有りそうです。
これから来るGTRや3.0CSL等はシャシーが量産品に無い 青 でした。ブルーバービーと呼ばれているようです。
2000GTは先に出ていますので、同じように見えました。多分最終sampleかと。
nori130さん
ブルーバービーですか・・・どういう意味なんだろう。
試作品であることに違いはなさそうですが・・・
それにしてもこういうサンプル品は誰が流してるんでしょうね・・・
意外とデザイナーさんたちだったりして。
こんばんは
エルドラドきれいになりましたね〜
当時ものと現代版、似てるようでも比べるとやはり違うんですねぇ。
入手できるかどうかはさておき、どちらがよいのか迷ってしまいますが、現代版は現代版でまたいろいろあってややこしい。。。
HWCの現代版Custom Camaro、WikiにはCustom Camaroのページの2003 Retooled Versionsという括りでいくつか載ってるんですが、2016年のNeo-Classicsのものは「’67 Camaro」なはずで、HWC Original 16のキャストとは違うものだと思うんですが・・・これがドアモールドがないUS版Custom Camaroのリツールで、香港版のリツールがHWC Original 16のCustom Camaroってことなのかしら・・・?
おお、HWCのサイト見ると3Dプリンター製のプロトタイプも売ってたんですね。
コルベットも2005年のNeo-ClassicsのCustom CorvetteとHWC Original 16のCustom Corvetteはよく見ると違うキャストみたいですね。
マスタングもボンネットに縦型のエアスクープのあるCustom Mustangだけで当時ものと現代版で計4種類あったような。
う〜む。。。ややこしい。。。
しかし2つで100円とは、掘り出しものってあるもんですねぇ。
そう言えば以前、息子が地域のリサイクルおもちゃ交換会で結構きれいなトミカのマツダ787Bをもらって帰ってきて、ちょっとびっくりしたことがありましたが。
shubeeさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
エルドラドはなかなかうまくいきました!
当時ものと現代版・・・写真で見ている分には「おなじやん!」って思ってたのに、微妙に違ってて「やっぱり別物なのかぁ」となりました。
まぁ・・・やっぱりあんまり難しいことを考えずに「いい!」って思ったものを集めていくのがいいんでしょうね^^;
(キリないし)
>HWCの現代版Custom Camaro
そう・・・これが本当にややこしくて。
2003年リツールと一言ではまとめられないんですよね、、、
3Dプリンターのサンプルは今回僕が紹介している黒い方のカマロと同じものだと思われます。
50周年用にホワイトエナメルカマロのレプリカを出す際に作られたものだったかと。
おそらくは2000年代初頭のHWCオリジナル16プロジェクトは2018年あたりのものとは方向性が違っていたのかな~と。
(要は当時のキャストで近い造形のものをスペクトラ×RLで復活させた、みたいな)
この辺も全部集めてみないとなんともわからないのですが^^;
>掘り出しもの
本当にねえ・・・。
僕も以前、100%ホットウィールのルースが100円!というのはあったんですが、掘り出し物に出会えたのはそれぐらいかなぁ・・・?
(オークションであり得ないほど安価に落札できる、みたいなのはよくあるけどw)
こんにちは。
私も、にわか師匠さながらブリバリ&レストア指向ですが・・・
ですが・・・
腕がついて行っていません・・・ショボーン
結局何度塗り直ししても満足する出来にはならず。
でも、いいんです。
その経過が楽しめれば!
ああ、もう少し塗装のセンスがあれば・・・
poncha2016さん
こんにちは!コメントありがとうございます。
お忘れですか・・・僕のSupremeを。。。
仰る通り「その経過が楽しめれば」っていうところかな~と思ってます。
これを売ってお金を得ようとしているなら話は別かもですが・・・自分の部屋に飾るだけだし、、、^^;
更新お疲れ様です。スゲー!貴重品だ!
生で見たこと一度も無いってコレクターも多いであろう品、スゲーしか出ない。 ホットウィールでもトミカでも貴重品はボロくても高いから中々手が出ないです。 トミカなんかリサイクル店で箱無しボロボロでも日本製ってだけで数千円とか見かけるし。 安く手に入れるならやっぱりショップの多い首都圏かオークションで粘るしかないのかな?
雷電さん
コメントありがとうございます!
貴重品ですよね!?やっぱり。
100円で2つなんて、ありえないですよね・・・。
>ボロくても高い
そうなんですよ・・・。
あ、でもボロッボロのSILHOUETTEは数百円でゲットしましたが^^;
あれぐらいボロいやつだったらレストアベースで数百円だと安く感じたり。。。
リサイクル店もオークションもある意味「いい値」みたいなところはありますからね。
高額で手がでないと思っていたアイテムでも、待ってればそのうちものすごく安いヤツが出ることもあるかと・・・