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DEORAのレビュー!ホットウィールを語る上で欠かせない最初の16台のうちの1つ!

ホットウィールを語る上で欠かすことのできない車、DEORAを入手しました!

ホットウィールファンなら知らない人はいないんじゃないかってぐらい有名なアイテムですが、その素性についてはあまり知らないという人も多いのではないでしょうか。
僕も「いつかは欲しい」と思っていながらも良く知らなかった一台です。

なので、今回の入手を機にいろいろと調べてみたところ・・・案の定面白い車でしたw

というわけでDEORAのレビュー、いってみましょう!

デオラのレビュー

今回ゲットしたのは2002年のマルチパックに入っていたDEORAのルース品です。
たまたま立ち寄ったリサイクルショップでカゴの奥の方から発掘しましたw

妻の実家付近にあるリサイクルショップで、普段は訪れることがなかったお店です。
他にもちょいちょい気になるアイテムをピックアップしてきました。

・・・これだからリサイクルショップ巡りはやめられません・・・!

DEORAについて

DEORAを初めて観た人なら「なにこの謎車・・・」って思ったとしても不思議ではありません。
実際に僕もそう思っていました。

なんとも60年代のドリームカー風な出で立ちがそう思わせているんでしょう・・・。

ですが、DEORAが初めてホットウィールに登場したのは1968年(ホットウィール元年)のこと。
ホットウィールのオリジナルカーが産声を上げるのは、その翌年である1969年です。

オリジナルカーなのに欲しくなる。Twin Millはなぜホットウィールにおいて特別な一台なのか?

つまり・・・DEORAにはホットウィールオリジナルカーではありません。
”元になった車”が実在するということです。

DODGE DEORA

写真は2009年のオークションで登場した復元車

DEORAはカーデザイナーHarry Bradley氏によって設計され、1965年に著名なカスタムカービルダーであるアレキサンダー兄弟によって製作されたコンセプト・ピックアップトラックでした。
DODGE A100バンがベースとなっているため、「DODGE DEORA」などと呼ばれています。

その後Harry氏はマテルに入社することになり、1968年の「ホットウィール最初の16台」のうちの一つとしてDEORAがラインナップされたのです。

1968年最初の16台。THE ORIGINAL 16、SWEET 16について

ホットウィールにおけるDEORAは1968年に発売された後、1970年にはSKY SHOW DEORAとして荷台に飛行機発射台を搭載したモデルが登場しますが、オリジナルの金型はそこで終了となったようです。
1994年にはVintage Seriesにおいて復刻金型が製作されました。

今回ゲットしたモデルはその復刻版ということになります。

2000年(1999年?)にはホットウィールの30周年を記念して、DEORA IIという後継車も登場しました。
※余談ですが、DEORA IIも後に実車化しています。

また、2004年にはTOONEDモデルのDEORAが出たり、欧州ガチャアイテムにデフォルメデオラが登場したりするなど、ホットウィールを語る上では欠かせないアイテムと言えるでしょう。

では各部見ていきます!

フロント・リア

ダッジA100がベースになっていると言われても「どこが!?」と言いたくなってしまうほどにカスタムされたフロント&リアビュー。

最初は「なんだよこの謎車・・・」と思っていたような方でも、この顔つきを見ているうちにだんだん魅了されてきたのではないでしょうか!?

実はこの車、サイドドアが存在せず・・・フロントガラスがパカッと開いて乗り込む・・・という仕様になってるんです。
なにその未来感・・・。

なんか形と言い、その機能といい・・・普通のバンのお尻が前にきた・・・って感じに見えなくもないです。

ちなみにそのフロントに関してですが、1968年のオリジナルモデルにおいてはUSA版と香港版で違いがあったそうです。

Photo by ebay.com

USA版はフロントグリルまでがベースパーツと一体化しているのに対し、香港版はフロントグリルがボディパーツと一体になっているんですね。
またヘッドライトもUSA版は段々になっているのに対し、香港版はフラットです。

今回入手した復刻版はUSA工場のものを再現しているのがわかります。

サイド

サイドビューはなんだかすごく謎車感が強いですよね。
前述のとおり、ドアが存在しないのでモールドもありません。

実際にはピックアップトラックなんですが、トノカバーのようなものがついているのか・・・荷台もフラットでなんとも不思議な感じ。

本来ここに乗っているはずのサーフボードが本キャストにはなかったので、それがまたこの異様な見た目を強調しているのかもしれません。

※追記:今回ゲットしたものはこのような5-Packアイテムのルース品で・・・もともとサーフボードは無いモデルだった模様。

トップ・ベース

荷台部分にはこのアイテムが入っていた5-PACKのコンセプトと思われる画像が描かれていました。
これ・・・すっごいインパクトありますねw

もしかして前述のサーフボードはこのイラストのせいで省略されたんじゃないでしょうか。クッソクッソ!
サーフボードを突っ込む穴だけはリアガラスに空いているため、ボードだけ別個で入手したいぐらいです。

底面にはVintageシリーズの刻印と、車体名が記されていました。
気になるのはその車体名が「DEORA I」となっている点です。

復刻版DEORAが登場した時点ではまだDEORA IIは登場していなかったはずなのに、なぜわざわざ「I」という表記になっているのか・・・。

考えられるのは、復刻版のデビュー当時(1994年)は中国工場で作られていたものが、2001年にタイ工場に移っているということでしょうか。
その時にはDEORA IIがすでに存在していたので、あえて「DEORA I」としたのかもしれないですね。

ちなみに著作年は1993年や2000年ではなく・・・1967年となっていました。

おわりに

というわけで、DEORAのレビューでした!

いつかは欲しいと思っていたアイテムだっただけに、今回ゲットできて嬉しかったです。
メインラインにもしばらく登場していないモデルなので・・・こうやってリサイクルショップなどで入手するしかないですしね。

せっかくなのでストック状態()で残しておこうかとも思ったのですが、あまりにボロボロだったので・・・

今こんな状態になってます。

綺麗に塗れたらまた報告しますね!

追記

塗れたでー!

中古で買ったDEORAを”ありえない”レッドラインにカスタムしたお話。

お役に立てたらシェアして貰えると嬉しいです!

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Comment

  1. なお☆にゃお より:

    綺麗な姿を期待しつつも、味わい深いタンポが無くなるのは寂しいねえ

    • にわかマニア管理人 より:

      なお☆にゃおさん

      コメントありがとうございます!
      そうなんですよね・・・ただあまりにボロボロだったので(特にサイドが)ちょっとリペイントしたくなっちゃって・・・。

      荷台部分だけ残せばよかったかな・・・^^;

  2. poncha2016 より:

    こんにちは。

    すばらしい!

    もったいない・・・

    • にわかマニア管理人 より:

      poncha2016さん

      こんにちは!コメントありがとうございます。

      もったいなくないと思えるよう、丁寧に塗り直します・・・。

      • poncha2016 より:

        ところで、この記事を見るまでデオラ(DEORA I)も知らずに、
        デオラⅡばかり集めて、めでめでしていました。

        そこで、ついに、やっと!
        デオラ(DEORA I)をポチりました~!!

        届くのが楽しみ!!

        • にわかマニア管理人 より:

          poncha2016さん

          IIがあるってことは、Iがあるってことですw
          シルエットしかり、ホイップクリーマーしかり。

          >そこで、ついに、やっと!
          >デオラ(DEORA I)をポチりました~!!

          はっや!!!!!!!!!
          そんな簡単に見つかるもんなんですねw
          おめでとうございます!

  3. B太(中) より:

    デオラの思い出では、HWを集め始めた頃に専門店の100円コーナーに”ソレ”が並んでいて、お店の人が「最近は趣味が合わない人が多くなって、昔は取り合いになってた”ソレ”も、今じゃ100円でも売れないよ…」と嘆いていた場面です。

    デオラもツインミルも、60年代に想い描いた夢の近未来カーというトンがった感じが私は大好きです。

    デオラは100%版でもⅠとⅡが100%版専用金型の2カーセットで売ってましたよ。謎車のセットだから、残念ながら当時も売れ残りまくってましたが…(^^)。

    ところで、今日は何の前触れもなかったんですが、虫の知らせというやつで馴染みのローカルの玩具屋に顔を出したところ、何とFアソートが入荷してました!

    本当に今日届いたばかりらしく「良くやった!」と、自分で自分を褒めたくなりました(^^)。

    念願のケンメリGT-R(予想を上回るカッコ良さ!)をはじめ、カスタム53シェビーやT2ピックアップ(これもチョーカッコイイです!)も無事にGET出来て、一人寂しく珈琲を飲みニタニタしながら眺めています(^^)。

    • にわかマニア管理人 より:

      B太(中)さん

      コメントありがとうございます!
      当時の店主さんのコメント、すっごい感慨深いですね~!!!
      100円コーナーでも売れないとは・・・今の僕なら欲しいですよ。。

      >60年代に想い描いた夢の近未来カー

      そうなんですよ!
      なんか当時を生きていたわけじゃないので想像しかできませんが、当時の人たちがこうしたデザインに未来を感じて生きていたんだろうなと思うとグッときます。

      >100%版

      なぬ・・・そんなセットもあったとは。
      というか、「売れ残ってました」という情報を数多くいただくホットウィールですが、今ではもうほとんど残ってないんですよね・・・。
      そのころに人気がなかったのは知れたものの、いったいそれら在庫がどこに行ってしまったのか・・・気になりますw

      >Fアソート

      おおーおめでとうございます!
      ケンメリに’53シェビー、いいですね~。
      でも中国では’53シェビーみたいなフレイムスは売れないんでしたっけ・・・?

      日本ではまだEアソすら入らなさそうなので・・・羨ましいです!

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